おいしい薬膳料理の作り方

おいしい薬膳は食材の組み合わせ方がポイント!

おいしい薬膳料理の作り方

おいしい薬膳を作るコツは、食材の組み合わせ方を工夫することです。組み合わせ方次第で相乗効果を発揮するものや、効果を半減させてしまうものがあります。

 

ですからおいしくいただきながら、効果を最大に得るために組み合わせをマスターすることは大切です。

 

  • 相須(そうす)・・・同じような薬効や効能を持つ食材を組み合わせることで、治療作用を高めることができます。
  • 相使(そうし)・・・1つの食材をメインとすることでその効果を高めます。
  • 相畏(そうい)・・・1つの食材の副作用や毒性が他の食材で緩和される組み合わせ方です。
  • 相殺(そうさつ)・・・1つの食材が他の食材の毒性を緩和する組み合わせ方です。
  • 相悪(そうあく)・・・ふたつの薬効効果のある食材を合わせることで、治療作用が低下します。
  • 相反(そうはん)・・・ふたつの食材を合わせることで、毒性を引き起こす組み合わせ方はタブーです。

 

おいしい薬膳料理の基本

おいしい薬膳料理を作る基本は、スープにすることです。つまり、スープは薬膳の基本とも言えます。自分の体調にあった食材であるお肉と野菜を選び、それを一緒に煮込むだけで、おいしい薬膳料理を1品仕上げることができます。それをマスターすることで、おかゆに挑戦してみることができるでしょう。

 

米、麦、アワなどの生薬などの薬効効果がある食材を合わせることで、薬膳スープごはんを作ることができます。

 

薬膳ドリンクもおススメ!

薬膳は料理だけでなく、ドリンクも簡単に作ることができ、効能を期待することができます。たとえば沸騰したお湯に茶葉とそのほかの食材をブレンドして薬効を抽出することで薬膳茶を作ることができます。またフレッシュな生の野菜や果物を絞ることで、薬膳ジュースを楽しむこともできます。

 

この際過熱をしないことが薬膳です。さらに生薬などの食材をお酒に浸けることで、薬膳酒としていただくこともできます。お酒は薬効が抽出しやすいので、全身に作用を行き渡らせる効果があります。

 

まとめ

おいしい薬膳料理を作るためには、食材の組み合わせ方をマスターすることが基本です。組み合わせ方次第で味はもちろん、薬効や効能の効果も異なってきます。そのため、それぞれの食材にどのような薬効や効能があるのかを覚えることがおいしい薬膳料理へとつながります。

 

薬膳が初心者の方はまず薬膳の基本であるスープ、そしておかゆを作ってみることから始めると良いでしょう。また薬膳茶や薬膳酒などのドリンクも簡単においしく作ることができるのでおススメです。

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