血液をきれいにする食材とは

血液をきれいにするのは”黒い食材”

血液をきれいにする食材とは

体内を循環している血液がドロドロしている状態を、東洋医学では”汚血(おけつ)”と呼んでいます。血液がこのような状態だと、顔色が悪くなり、慢性の肩こりや頭痛、そしてお肌の天敵であるシミの原因となります。

 

ドロドロしている血をサラサラにするためには水を飲めばいいのでは?と考えている方も少なくありませんが、冷え性の方や胃腸が弱い方がたくさん水を飲むと、体を冷やしてしまったり、胃に負担がかかり胃液や血液が薄くなってしまったり・・とさらに体調が悪化してしまう恐れがあります。

 

そのため、血液をきれいにする食材を積極的に摂取すればよいのです。薬膳では”黒い食材”が血液をきれいにすると言われています。それには黒ゴマ、黒大豆、黒きくらげ、黒酢、もやし、チンゲン菜などがあります。また紅花の薬膳茶も効果的です。

 

血液をきれいにする”黒ゴマ”

黒い食材は血液をきれいにし増やしすと同時に、シミの予防などアンチエイジング効果も期待することができます。黒ゴマにはリグナンと呼ばれる成分が含まれており、体のサビを防いで老化を防止したり、動脈硬化の原因となるコレステロールを除去する作用があります。

 

またビタミンEも豊富に含まれているので、抹消血管の血流をよくする作用もあります。このおかげで、手足の先などまで血液を届けることができます。そのため、普段の食事で積極的に黒ゴマを摂取していくようにしましょう。

 

お味噌汁やスープなど何にでも振りかけて使用することができます。また練りゴマもソースやたれなどと混ぜて使用することができるので大変有用です。

 

血液をきれいにする”黒大豆”

黒大豆は血液をきれいにし、アンチエイジング効果もある食材の定番です。黒大豆の黒い色素はアントシアニンという成分で、血液を増やす増血効果と、血液をきれいにサラサラさせる効果があります。

 

それに加え、豆類には体力をつける作用とむくみを取る効果もあるので、女性に特に多い冷え性やむくみを改善させる効果を期待することができます。健康と美のために積極的に摂取したい黒大豆は、白いご飯に一緒に炊きこんで黒豆ごはんにしたり、黒豆茶などにしてみることができるでしょう。

 

まとめ

血液をきれいにする食材は黒い食材と言われているもので、それには黒ゴマ、黒大豆、黒きくらげ、黒酢、もやし、チンゲン菜などがあります。

 

これら黒い食材には血液をさらさらにするだけでなく、血液を増血させる効果やアンチエイジング効果も期待することができます。

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