消化吸収を促進する薬膳食材
消化吸収をサポートする食材とは?
薬膳の基本は、自分の体調に合った食材を見つけることから始まります。毎日の仕事や家事などで身体が疲れているのであれば、胃腸も疲れているはずです。胃腸の機能が低下すると食べ物を吸収して消化することが難しくなってしまったり、食欲不振になってしまいます。
そのような状態になる前に、消化吸収を促進する作用や胃腸の機能を高める機能を持つ食材を意識して摂ると良いでしょう。では薬膳で勧めている食材にはどのようなものがあるのでしょうか?
薬膳的消化吸収を促進する食材
薬膳では消化を吸収する食材としてどのようなものを推奨しているのでしょうか?
- しそ・・・しそには胃腸の機能を促進する作用があります。
- 梅・・・整腸作用がある梅には下痢の改善に効果的です。
- 大根・・・大根は消化吸収を促進する作用があるので、食べすぎや胃もたれ、お腹の張りなどに効果的です。
- 長芋・・・長芋のねばねば成分であるムチンには、胃の粘膜を潤して胃の壁を保護する働きがあります。消化促進はもちろん、胃腸の機能を高める効果もあります。
- なつめ・・・なつめは胃腸の働きを促進する作用があります。食欲不振を改善する効果があります。
消化を吸収する食材を使った薬膳料理
上記でみた消化吸収する食材を効果的に摂取するには、どのようにしたら良いのでしょうか?
まず、しそは千切りにカットし、梅肉と一緒にご飯と混ぜて食べると良いでしょう。
また、大根は消化吸収を促進しますが、身体を冷やす作用もあるのでおでんに入れたり、お味噌汁などに入れて食べると良いでしょう。もちろん大根おろしや大根サラダなどでもいただくことができます。
長芋はすりおろしてそのまま食べてもおいしいですし、ハンバーグや揚げ物、またお好み焼きなどをするときにつなぎとして使用する食べ方もあります。
なつめは1日に3つ食べると老けない!という中国のことわざがあります。お湯に煮出してお茶としていただくことができるでしょう。
まとめ
薬膳的消化の吸収を促進する代表的な食材としてしそ、梅、大根、長芋、なつめを挙げることができます。これらは消化の吸収を促進することに加え、胃腸の機能を高めることもできます。
身体が疲れを感じている時は胃腸も疲れています。そのような時はこれらの食材を積極的に摂りいれ、薬膳の基本的な考え方である大きな病気を未然に防いでいくようにしましょう。
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