滋養強壮に効果がある薬膳と調理方法

滋養強壮とは?

滋養強壮に効果がある薬膳と調理方法

滋養とは、身体に養分、つまり栄養素を染み込ませることを指して使われる言葉です。強壮とは、精力を含め、身体を強くて元気にするという意味があります。つまり滋養強壮とは、先天の気である体質の弱い部分を栄養素で養い、体質を改善しながら強くて元気のよい身体を作り上げていくことです。

 

そのため、体質とその日の体調に合った食材で料理をする薬膳をとりいれることで、体質の改善はもちろん、滋養強壮を施すこともできます。では滋養強壮に効果がある薬膳とは何でしょうか?

 

滋養強壮に効果がある山のうなぎ「長芋」

中国では山の薬”山薬”とも呼ばれている長芋は、薬膳料理の食材としてよく使用されています。長芋を干したものは、漢方の原料としても使われ、生命を養い不老長寿に役立つ食材として滋養強壮作用があることで知られています。

 

日本でも長芋は”山のうなぎ”と呼ばれるほど、非常に栄養効果が高くて、滋養強壮作用がある食材として親しまれています。

 

長芋のねばねば成分であるムチンには、滋養強壮作用、スタミナ増強に加え、消化を促す作用、肝臓や腎臓の機能を高める効果、細胞を活性化させる作用、風邪の予防、肌荒れの予防、疲労回復、便秘改善などさまざまな効果や効能を期待することができます。

 

また食物繊維やビタミンC、カリウム、サポニンなどの多くの栄養素も含まれています。では滋養強壮に効果がある山芋を薬膳として活用する場合、どのように料理すると良いでしょうか?

 

長芋を使った薬膳料理とは?

長芋は生でもおいしく食べることが出来ますが、食感を生かした歯ごたえを感じることができる調理方法をご紹介しましょう。

 

磯部焼き

それは長芋を使った”磯部焼き”です。

 

材料は長芋と醤油、焼きのりです。

 

作り方はとても簡単で、まず長芋を輪切りにしてフライパンで焼きます。そして、醤油で味付けをします。冷めたら焼きのりを巻いて完成です。

 

長芋のチーズ焼き

もう1品は長芋を使った”長芋のチーズ焼き”です。

 

材料は長芋と刻みネギ、めんつゆと牛乳(各大さじ2杯)、とろけるチーズです。

 

作り方は長芋をすりおろし、ねぎとめんつゆ+牛乳を混ぜて、耐熱の器に入れます。トッピングとしてチーズをのせてトースターで焼きます。焦げ目がつき、チーズが溶ければ完成です。

 

まとめ

体質を改善しながら元気な体を作り上げることができる滋養強壮に効果がある食材の代表として”山芋”を挙げることができます。山芋は山薬、山のうなぎとも呼ばれているほど栄養効果が高い食材として知られています。

 

滋養強壮効果はもちろん、さまざまな健康効果を期待することができるので積極的に料理に摂りいれていくことができるでしょう。

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